ごあいさつ

あけましておめでとうございます。今年は午年、年男です。還暦の年を迎えました。

人生80年時代を生きる我々にとって還暦は人生の折り返し、二十歳からの再スタートの年と考え、健康長寿で100歳をめざしたいと思います。これを実践する100歳で10キロを完走できるためのプロジェクトを立ち上げ、企画を練りたいと思う年の初めです。

思えば、走ることは物心ついてから身の回りにありました。 這えば立て、立てば歩めの親心を超えて駆け出してからの人生の中で、幼稚園でのかけっこから、小学校の運動会での徒競走、高校での部活動の基礎体力としての持久走などなど。しかし、走ることは苦しくはあっても楽しいと思ったことはなかったような気がします。

昭和の日（4月29日）で還暦を迎えます。遡ること20年、40歳を機にタバコを止めて健康のために職場の仲間と走り始めました。そして、100キロマラソンを走るウルトラランナーになりました。しかし、この期間は抑うつとの苦しい戦いの日々と期を同じくしています。心の片隅に、「走っている途中にコロッ！とあの世に旅立てたらいいな。」との思いがあったことを否定できない自分がいました。よって、抑うつを完全に克服してからのここ十年は、走ることにこだわりなく、大会や練習会の企画運営に取り組むことができたのだと思います。

その後、世界的なウルトラランナーで伊豆大島出身の沖山健司さんに出会い、伊豆大島で100キロマラソンの大会を立ち上げて10年になります。また、東京学芸大学の渡辺雅之教授、藤田俊英氏と企画を練り、立ち上げた「歳の鬼あし多摩川50km＆20km」の大会も地域に根ざした大会として来年には第8回大会を迎えます。

この間の太田眞先生や赤木一恵先生との出会いが新たな世界と仲間の輪の広がりを導いてくれました。医科学と快動の精神とスポーツの融合が豊かな人生と健康長寿に結びつくのではないかとの確信に至ったのです。

このような経緯とそこに集った仲間を同志として、私は代表として「ふるさと日本元氣塾（略称：OKY塾）」を設立しました。

この塾は、健康で長寿な社会を構築するために、太田眞先生の健康科学、医学、救急救命などの分野、かっちん＠赤木一恵先生のボディケア、スローウォーキング、心身養生法などの快動の分野、山縣の東京都職員としてのライフワークである多摩島しょ振興、障がい者スポーツサポート、地域振興の分野など幅広い活動を展開する三人を中心に、全国の賛同者を社員として、二年後の全国区でのNPO法人化を目指しています。

生まれ育った故郷、第二、第三の故郷、心のふるさとなどの地域（ハード）での活動と医学、健康科学、心身養生、ボディケア、健康体操、ボランティア活動など（ソフト）を縦横に幅広い活動をめざしています。

みなさんも得意な分野で、社会全体の利益の増進に寄与するべく共に歩みましょう！

2014年（平成26年）1月1日
ふるさと日本元氣塾
代表　山縣 正彦